統合失調症診療内容/精神科

統合失調症とは?

統合失調症は、本来ならばあるはずのない症状が認められる病気です。幻聴や妄想といった症状が代表的で、陽性症状と呼ばれます。

 

病気の始まりは不安や緊張が目立つこともあり、なかなか診断されないこともあります。ときには幻覚や妄想に左右されてしまって、自分自身が病気であることも自覚できなくなってしまうこともあります。

 

統合失調症は、脳におこった機能的な変化によって「考えや感情を上手くまとめる力」が少しずつ落ち、幻聴や妄想などの奇異な症状があらわれます。そして少しずつ本来あるべき機能が失われていき、陰性症状が生じます。そして社会生活や日常生活をスムーズにおくることが困難になっていく病気です。

 

以前は難治の病気で「精神分裂病」と言われ、発症すると入院生活が続いてしまうような難病でした。ですが現在では統合失調症の治療薬が非常に進歩し、早期に発見して適切な薬物療法を行うことで、病気をコントロールしながら社会生活を続けられる患者さんが多くなっています。

 

統合失調症は、およそ1%の方が発症する病気と言われています。早期に発見して病気を正しく理解し、継続的なお薬の治療が重要な病気です。

精神分裂病から統合失調症へ

統合失調症は、かつて精神分裂病と呼ばれていました。これはまだ統合失調症の実態がよくわかっていなかった時代に、外国でつけられた病名をそのまま和訳したものです。

 

ですが病気の研究が進んでいくうちに、その病名が患者さんの状態を的確に示したものではないことがわかってきました。

 

病気の内容に誤解を与え、世間から患者さんが受ける偏見を強めたり、患者さん自身が必要以上に病気をネガティブに受け止めてしまったりする問題があったため、全国精神障害家族会連合会の要請により、2002年に「統合失調症」という名前に改称されました。

 

この病気は、「自分の考えや感情を上手くまとめる機能(統合力)が失われる病気」です。けしてその人の人格や精神が異常になっているわけではなく、上手くまとめられないことで思考や感情や言動が混乱してしまっているだけです。

 

損なわれている脳の機能を適切な薬で補うことさえできれば、患者さんは以前のように落ち着いた生活が送れるようになります。

 

かつては、それが「思考や感情をまとめる機能が損なわれているから」という事情がわからなかったために、患者さんの混乱した状態を「分裂」という言葉で表しました。そして治療の選択肢も少なかったため、発症すると難治な病気として、偏見も大きかったのです。

 

現在では治療も大きく進歩し、お薬を服用しながら普通に社会生活を送れる患者さんも多くなりました。こうしたことをうけ、精神分裂病という名前は過去のものとなり、統合失調症という病名が定着してきています。

統合失調症の症状

統合失調症の症状には、

  • 陽性症状:無いはずのものが出現する(幻聴、妄想など)
  • 陰性症状:あったはずの機能が失われてしまう(感情の喪失、無気力、思考が停止する、判断力や集中力が低下するなど)

があります。

 

それらの症状によって精神状態が混乱することにより、不安や不眠、興奮などが認められます。

 

陽性症状や陰性症状は、統合失調症の根本にある脳の機能的な変化からおこっていると考えられ、とくに陽性症状はお薬での速やかな対処が絶対に必要な症状です。

 

陽性症状である幻覚や妄想に左右されてしまうと、自分自身が病気であるという認識すらできなくなってしまいます。社会的な損失をきたしてしまい、ときには強制的な治療を行わなければいけなくなります。そして脳にもダメージがすすんでしまい、少しずつできることが狭まってしまいます。

 

陽性症状に対しては、統合失調症の治療薬が良い効果を発揮します。ですからお薬での治療が必要になります。

 

一方、陰性症状の方はお薬の力だけではスムーズな改善が難しく、慢性化しやすい特徴があります。陽性症状の方が落ち着いたらお薬での治療とともに、リハビリをしていくことが陰性症状の改善に大切です。

 

派手な陽性症状が出現するタイプの統合失調症の患者さんが目立ちますが、陽性症状よりも陰性症状を中心に慢性化していくタイプの統合失調症も見られ、患者さんにより症状も様々です。

陽性症状(幻覚・妄想)

統合失調症の代表的な症状として、幻覚や妄想があげられます。

 

幻覚や妄想が認められたら統合失調症というわけではなく、実は様々な病気で幻覚や妄想が認められることがあります。しかしながら統合失調症の幻覚や妄想の特徴としては、大きく2つの特徴があります。

  • 本人にとっては真実で、気分や行動に影響してしまうこと
  • 他人が自分に対して悪いことをすること

 

本人にとっては疑いもない事実と感じているので、周りがいくらいっても納得ができません。ですから本人の気分や行動にまで影響してしまいます。そしてその内容も、人間関係が中心であることが多いです。他人が自分に対して悪いことをするような内容です。

 

そしてこういった幻覚や妄想が続くと、自分自身と他人の思考の違いが分からなくなっていきます。これを自我障害といいます。

 

具体的に幻覚・妄想・自我障害にわけて、症状をみていきましょう。

 

【幻覚】

  • 自分を批判するような声が聞こえる
  • 自分の行動を外から実況中継している声が聞こえる
  • 幻聴同士が会話し合っている声が聞こえる

 

統合失調症の幻覚では、聴覚に対する幻覚が多いです。いわゆる幻聴ですが、自分を批判するような幻聴や命令するような幻聴、他の人が対話しているような幻聴がみられます。

 

幻聴に対して本人が反応するため、突拍子もない行動をしたり、独り言をいったり、ニヤニヤ笑いだしたりするので、周囲からは奇妙にみられることが少なくありません。

 

【妄想】

  • 誰かに付け狙われている(追跡妄想)
  • 咳ばらいをしたのは自分が嫌いだからだ(関係妄想)
  • 街を歩いていると通行人が自分を見ている(注察妄想)
  • 黒ずくめの服をきた組織に追われている(迫害妄想)
  • 自分の悪口を周りが言っている(被害妄想)
  • 自分には特別な力がある(誇大妄想)

 

妄想は事実とは異なる思い込みで、思考内容の異常と言えます。本人はそれを真実ととらえているため、まわりから訂正することはできません。

 

誇大妄想は本人がツライ現実に向き合わなくてすむため、なかなかお薬の治療に反応しないこともあります。

 

【自我障害】

  • 自分の考えていることが声になって聞こえる(考想化声)
  • 自分の考えが周囲にしれわたっている(考想伝播)
  • 考えが他人に吸い取られてしまう(思考奪取)
  • 他人の考えが自分に吹き込まれる(思考吹入)
  • 自分が他人にあやつられている(作為体験)
  • 自分の思考がすべて筒抜けになっている(筒抜け体験)
  • 霊がとりついている(憑依体験)

 

こういった、自分と他人の境界がハッキリしなくなってしまい、思考や行動が他人のものか自分のものかが分からなくなってしまいます。

陰性症状

陰性症状は陽性症状とは反対に、「本来あるべき機能が無くなっている状態」です。

 

  • 気力がなくなる(意欲減退)
  • ひきこもった生活になってしまう(無為自閉)
  • 適切な感情がわきにくくなる(感情鈍麻・平板化)
  • 他人の感情が理解しにくくなる
  • 思考のまとまりが悪くなる(連合弛緩)
  • 反応が鈍くなる

こういった症状が認められ、意欲や感情が失われてが落ちてしまうことでることで、集中力や判断力といった認知機能が低下してしまいます。

 

このために少しずつ相手と交流することが難しくなり、意欲もなくなってしまいます。ほとんど話をしなくなって部屋に閉じこもってしまったり、周囲に反応しなくなってしまったりすることもあります。

その他の症状

  • 不眠
  • 不安
  • 興奮して暴れる
  • 過敏さ

 

常に「誰かが自分を狙っている」という状況に置かれていたり、自分を注視する声が聞こえていれば、精神や言動が混乱するのが当たり前かと思います。身の危険を感じることから興奮して暴れたり、反対に他者を攻撃したりする行動につながってしまうこともあります。

 

中核の症状が薬によってしっかりと抑えられれば、これらの症状は自然と落ち着くことが多いです。

統合失調症の初期症状

幻聴や妄想といったハッキリとした症状があれば、統合失調症と考えていくことは容易かもしれません。ですが統合失調症はの初期症状は、そこまでハッキリしません。

具体的には、

  • 気分が不安定になる
  • イライラすることが増える
  • 不安が強くなる
  • 不眠がちになる
  • 考えがまとまりにくくなったり、色々な考えがやけに浮かぶようになる
  • 関係ないことが気になって、目の前のことに集中できなくなる
  • 何となく周囲からいつも見られている感じがする
  • 何かが差し迫って圧迫されているように感じる
  • 一時的に幻覚、妄想、興奮のようなことがおこる
  • 明らかに病的というほどではないが、何となく幻覚や妄想の状態がある

こういった症状が認められます。過敏さが強くなり、ときには幻覚や妄想といった症状が認められることがあります。しかしながら幻覚や妄想があったからといて、必ず統合失調症というわけではないことにも注意が必要です。

 

こういった症状をみていただくと、統合失調症の初期症状は他の心の病気でも認められるものが多いです。

 

ベテランの医師がみると、「なんとなく統合失調症っぽい」というプレコックス感というのがあるともいわれています。それくらい前兆を見極めるのは難しく、統合失調症の可能性を疑った場合はお薬の反応や心理検査などを参考にしながら、慎重に判断していくことになります。

統合失調症の症状経過

統合失調症の症状を時間経過でみていきましょう。大きく分けると4つの期間に分けることができます。

  • 前駆期(前兆期)
  • 急性期
  • 休息期
  • 回復期

 

前駆期は、先ほどに初期症状としてご紹介したような時期になります。「これまでとは何となく違う感じ」がみられたり、症状として感じられることもありますが、ハッキリとした異変まではいきません。再発を繰り返している場合には、早期発見につながります。

 

そして急性期になると、幻覚や妄想、自我障害といった陽性症状が目立ちます。感情の起伏が激しくなったり、強い緊張感が認められたりします。自分自身が病気であるという認識(病識)をもてなくなってしまうことが多いです。

 

急性期をすぎると、心身に脳が疲弊してしまって休息期が必要になります。意欲がなくなってぼんやりしていて、睡眠時間も長くなることがあります。周りが心配してしまいますが、休息が必要な時期になります。

 

そして次第に回復期に入り、少しずつ回復していきます。この時期は現実などにも直面するので、ストレスも多い時期です。あせらずにリハビリを少しずつ進めていく必要があります。

 

統合失調症という病気は、どの時期でも長引いてしまって慢性化することがあります。そして再発してしまい、急性期に戻ってしまうこともあります。再発を防ぐためには、

  • 良くなってもお薬を続けること
  • 規則正しい生活をすること
  • 無理をしすぎないこと
  • 突然の環境変化を避けること

が重要です。

統合失調症の症状によるタイプ

統合失調症の症状というと、幻聴や妄想が有名かと思います。確かに統合失調症で一番多いのは、妄想型といわれるタイプになります。しかしながら、統合失調症は妄想型だけではなく、異なるタイプもあります。

 

そのタイプは、大きく以下の3つがあります。

  • 妄想型
  • 緊張型
  • 破瓜型

 

統合失調症の種類によって、予後を含めて特徴を比較しました。

 

妄想型は、一般的に多くの方がイメージしている統合失調症になります。幻聴や妄想が特徴的で、10代から中年にいたるまで幅広い年齢で発症します。予後は様々ですが、早期にお薬で治療をすることで、変わらない生活を送れている方も多くなってきています。

 

緊張型は、意欲がぱったりなくなって固まってしまったり、その反対に興奮状態になってしまったりします。20歳前後で急激に発症して、症状は目立つのですがお薬が効果的で、予後は比較的良好です。

 

破瓜型は、思考や行動がバラバラになってしまって、次第に自発的な感情や行動が失われてしまい、人格が保てなくなってしまうことが少なくありません。思春期に発症することが多く、薬の効果も期待しにくい難治性の統合失調症です。

妄想型

妄想型は妄想や幻聴などの陽性症状が目立つタイプで、発症は20代~30歳前後と比較的遅い傾向があります。

 

ひどくなってくると幻聴や妄想によって周囲から明らかな異変を察知されやすいですが、その頃には患者さん自身にはそれが病気の症状という認識がないことが多いです。

 

このため病院の受診につなぐまでが難しく、家族の方が相談に訪れるケースも少なくありません。

 

しかしながらお薬を使えば症状をコントロールできることも少なくなく、適切な薬を飲み続けながら症状をコントロールすることができれば、普通の社会生活に戻れる人が多くなっています。

緊張型

緊張型とは、不安や緊張が極度になってしまった結果、動きが全くなくなってしまう昏迷といった状態になったかと思えば、暴発的な激しい興奮状態になってしまったりします。

 

陽性症状として緊張病症状をとるタイプを、緊張型といいます。生き物が危険から身を守るときの行動に似ています。

 

  • 精神運動興奮:興奮して暴れてしまう
  • 昏迷・亜昏迷:意識はあるものの刺激に反応しない
  • 蝋屈症:同じ姿勢を取り続ける
  • 反響動作・反響言語:他人の動作や声を繰り返す
  • 常同症:同じ行為を繰り返す

などの症状があります。

 

緊張型統合失調症は、突然に発症してビックリします。派手な症状ではあるのですが薬による治療に反応しやすく、予後は良好といえます。

破瓜型

破瓜は「はか」と読み、思春期を象徴する古い言葉です。

 

破瓜型の統合失調症は、10代半ば頃の思春期を中心にした比較的早い年齢で発症します。派手な陽性症状よりも、自閉や感情の平板化などの症状が中心になります。

 

症状が目立たないので発見が遅れ、「最近口をきかなくなった」「外に出なくなった」という変化があったとしても、思春期特有のもとして見逃してしまうこともあります。

 

派手な症状が見えないのですがむしろ重症で、陽性症状の目立つタイプに比べると薬だけでの対応が難しく、慢性化して予後がよくないです。

 

思考と行動がかみ合わないもどかしさに悩まされ、感情をもって自分の意思をもって行動することができなくなっていきます。次第に周囲のことに対して関心を持たなくなってしまい、ひきこもってしまいます。

 

お薬による治療も改善が限定的で、少しでも社会にふれる機会をつくっていくことで悪化を食い止めることを目指していきます。

統合失調症に特有な症状と基本症状

統合失調症は長年の研究の中で、こういった症状があれば統合失調症が疑わしいという特有の症状が提唱されています。

 

ドイツのシュナイダーによって、以下のような症状が認められた場合は統合失調症を疑うべきと提唱しました。

  • 老想化声
  • 会話の形での幻聴
  • 自らの行動に誰かが口出しをしてくる幻聴
  • 自らの身体への被影響経験
  • 思考奪取や思考領域における影響体験
  • 考想伝播
  • 妄想知覚
  • 感情や欲動、意思領域における「させられ体験」

 

これらはシュナイダーの一級症状とよばれますが、自我障害を中心とした症状が認められた場合は、統合失調症が疑わしいということになります。

 

その一方で、統合失調症の基本症状は陽性症状ではなく、陰性症状と考えられました。どのようなタイプの統合失調症でも、経過中に必ず生じる症状だからです。これをスイスのブロイラーは、「4つのA」と表現しました。

  1. 連合弛緩(association):思考のまとまりがなくなる
  2. 感情障害(affection):感情表現が乏しくなる
  3. 自閉(autism):自分の殻に閉じこもり、外との交わりを避ける
  4. 両価性(ambivalence):自らの中の正反対の感情の矛盾に悩む

統合失調症の診断の流れ

幻聴・幻覚や妄想など、比較的わかりやすい症状が見られるイメージがある統合失調症ですが、初期の段階で見極めるのは非常に難しい病気です。

 

とくに、初期の段階では特徴的な症状が見られない場合も多く、ささいな変化を見つけたらまずは「統合失調症かもしれない」と疑ってみることから始まります。

 

統合失調症の初期症状は普通なら見逃してしまうようなものですので、注意深く観察し、場合によってはロールシャッハ検査という無意識の部分を探る心理検査を行ったり、薬の投与による症状の変化を見たりしながら診断基準と照らし合わせていきます。

統合失調症の診断基準

精神科で病気を診断する際に参考にされる診断基準としては、

  • アメリカ精神医学会のDSM
  • WHO(世界保健機構)ICD-10)

2種類があります。DSM-Ⅴは陰性症状を重視し、ICD-10は陽性症状を重視しています。

統合失調症のDSM-Ⅴの診断基準

DSM-Ⅴの診断基準をまとめると、以下のようになります。

  • 統合失調症の疑いのある症状※ 2つ以上、1ヶ月以上続く
  • 何らかの兆候が6ヶ月以上続く
  • 社会的・職業的機能の低下が認められる
  • 統合失調感情障害と感情障害にはあてはまらない
  • 広汎性発達障害の人の場合は、明らかな幻覚・妄想の症状が1ヶ月以上続く

 

※統合失調症の疑いのある症状とは、

  • 妄想(客観的に見て明らかに奇異な妄想なら1つでOK
  • 幻覚(注釈性・対話式の幻聴であれば1つの症状でOK
  • バラバラと解体した会話
  • 解体した行動や緊張病的な行動
  • 意欲の低下、感情の平板化、思考の貧困化などの陰性症状

統合失調症のDSM-Ⅴの診断基準

ICD-10の診断基準は、以下の症状が認められることとなっています。

 

【1つ以上1か月以上続く】

  • 考想化声、考想吹入、考想奪取、考想伝播
  • 他者に支配される、影響される、あるいは抵抗できないという妄想・妄想知覚
  • 行動に対して絶えず注釈を加えたり、患者のことを話題にする形式の幻聴・幻声
  • 文化的に不適切で実現不可能なことがらについての持続的な妄想

 

【2つ以上1か月以上続く】

  • 持続的な幻覚が、部分的な妄想や支配観念に伴って、継続的に現れる
  • 思考途絶・思考挿入があり、まとまりのない話し方をしたり、言語新作がみられる
  • 興奮、常同姿勢、蝋屈症、拒絶症、緘黙、昏迷などの緊張病性行動
  • 著しい無気力・会話の貧困・情動的反応の鈍麻や不適切さといった陰性症状
  • 関心喪失・目的欠如・無為・自分への没頭・社会的ひきこもりなど、個人行動の質的変化

統合失調症の診断のポイント

このように統合失調症は、一時点をみるだけでは診断が難しいことが少なくありません。幻聴や妄想といった陽性症状が目立つ場合ばかりではないのです。

 

そのような場合は、症状の時間経過を見ていく必要があります。統合失調症の他の病気との違いとして、「時間がたつにつれて少しずつ社会生活を過ごしていく機能が低下してしまう」という点があります。

 

統合失調症の長期経過をグラフにしました。

 

統合失調症の長期的な経過をみていきましょう。統合失調症は、急性期の症状を繰り返していくにつれて少しずつエネルギーが少なくなってしまいます。

 

このグラフの赤線のように、エネルギー水準(社会機能)が少しずつ落ちてしまいます。このことを、フランス語の水準を意味するniveau(二ボー)という言葉を使って、ニボーの低下といったりします。

 

長期的な経過でニボーの低下があるかどうかは、統合失調症を診断する大きなポイントになります。

統合失調症の原因

結論から申し上げると、統合失調症の原因ははっきりとわかっていません。これまでに様々な説が報告されていますが、現段階ではどれも仮説にとどまっています。

 

統合失調症が発症に関する原因としては、遺伝要因と環境要因が重なって発症すると考えられていて、「ストレス脆弱性仮説」とよばれています。もともと病気になる要因をもっている方に、ストレスが重なることで統合失調症を発症するという考え方です。

 

「視床フィルター仮説」という考え方もあって、感覚の量を調整している視床の機能が障害されてしまいます。それによって過剰な刺激が大脳に伝わり、いろいろな情報をうまくまとめることができなくなってしまいます。

 

このように原因はハッキリしていませんが、脳内では神経伝達物質であるドパミンの異常が生じていることはわかっています。その異常が何からおこっているかという根本原因はわからないのですが、お薬によって症状を落ちつけることができます。

 

統合失調症の治療薬は、過剰になっているドパミンの働きを抑えるお薬になります。ドパミンを調整することで、多くの苦痛な症状を抑えることができます。

 

ただ、それは根本原因にアプローチするものではなく、薬の力によって脳内伝達物質の乱れを補っている状態なので、薬を止めてしまえば元の状態に戻っていく恐れがあります。

 

そのため現時点の統合失調症の治療では、「自分に合った薬を飲み続けていく」ということが大切で、薬を止めて再発をくり返すたびに脳がダメージを受けて状態が悪くなっていく傾向があり、維持量の薬の継続と定期的な受診が悪化を防ぐ重要なポイントになっています。

統合失調症に関係する脳内の物質

統合失調症では、脳内の神経伝達物質の異常が生じていることがわかっています。

 

神経伝達物質は様々な種類がありますが、

  • ドパミン
  • グルタミン酸

の2つの異常が関係していると考えられています。

 

現在使われている統合失調症の治療薬は、ドパミンの異常を改善するお薬になります。

ドパミン

統合失調症の症状ともっとも深く関係していると考えられているのが、ドパミンという脳内伝達物質の異常です。

 

ドパミンは、やる気や喜びなどを司り、充実して活動しているときや嬉しいときに多く放出されます。このドパミンが出なくなってしまうと、感情の平板化や無気力などの陰性症状がおこります。反対に、出すぎるようになってしまうと、幻覚や妄想などの陽性症状につながります。

 

統合失調症では、中脳辺縁系という部分ではドパミンが過剰になって陽性症状がおき、中脳皮質系ではドパミンが欠乏して陰性症状がおこると考えられています。

 

現在統合失調症の治療のメインで使われる向精神病薬は、このドパミンの分泌異常を調整する薬です。

 

それが多くの患者さんに治療効果を見せることから、統合失調症とドパミンの分泌異常の関連は間違いないと言われていますが、実際のつながりや、なぜドパミンの分泌が異常になってしまうのかという根本原因の部分はまだわかっていません。

 

なかにはドパミンの調整薬で効果の得られない患者さんも存在しているため、ドパミンの異常もすべての人に当てはまるとは限らず、統合失調症の原因には他にも様々な要素が関わると予測されています。

グルタミン酸

ドパミンと並んで統合失調症に深い関わりを持つと考えられているのが、グルタミン酸の過剰です。

 

グルタミン酸もドパミンと同じ神経伝達物質の一種で、様々な精神活動に幅広く関与している物質です。活発な精神活動のためには欠かせない存在とされているグルタミン酸ですが、この働きが過剰になってしまうと問題がおき、統合失調症に見られるような精神的症状を引き起こしてしまうと考えられています。

 

現在、このグルタミン酸の統合失調症への関与が注目されており、ある報告によると、グルタミン酸受容体に作用する薬を統合失調症の患者さんに投与したところ、陰性症状や認知機能障害に対しての効果が見られたとされています。

 

ただ、現時点ではグルタミン酸受容体に作用する薬は扱いがとても難しく、現実の治療に使えるほどは研究が進んでいません。

統合失調症と遺伝

統合失調症は遺伝するのでしょうか。

 

両親が父母ともに統合失調症であった場合、子供が統合失調症になるのは約50%と報告されています。父母どちらか片親が統合失調症の場合は、10%ほどと報告されています。

 

ただ、統合失調症の発病については遺伝的要素よりも環境的な要素を重視する声も大きく、遺伝と発病との直接的な関係というのはよくわかっていません。

 

一卵性双生児の患者さんを追った研究によると、片方が統合失調症を発症した場合、もう片方の人も同じように発症する確率は約50%とされています。

 

一卵性双生児は、遺伝的な要素としては全く同じものを持っているので、遺伝だけが統合失調症の原因だとすれば、一卵性双生児での発症率は100%となるはずです。けれど、そうならないところを見ると、成長する上での体験の積み重ねの違いが分かれ目になる場合がある、と考えることができます。

 

両親が統合失調症であった場合、遺伝子から伝わった要素そのもの以上に、生活をともにする上で与える影響の方が大きいとも考えられ、それが子どもの発症率の高さにつながっている可能性もあります。

 

いずれにしても、人によって様々な原因が絡むため、一概に「遺伝が大きく関わるかどうか」という答えでまとめることは難しいです。

 

実際の患者さんでは、血縁者に誰も統合失調症の人がいないというケースも多く、反対に、両親ともが統合失調症であっても発症しない子供も多く存在しています。

統合失調症は100人に1人

統合失調症は全人口のおよそ1%に発症すると言われています。

 

1%ということは100人に1人の割合なので、それほど珍しい病気というわけではありません。1年間の新たな発症は人口10万人あたり1520人程度とされ、データ上は女性より男性の方がやや多いと言われています。

 

発症年齢は、主に思春期~青年期(10代半ば~30代頃まで)が中心で、男性の発症のピークが1825歳、女性のピークが26歳~45歳と、女性の方が遅れて発症するケースが多いようです。

 

発症が早いほど重症の傾向があり、男性の方が女性より重度で予後がよくないケースが目立ちます。なぜそのような性差があるのかはよくわかっていません。

 

いずれにしても統合失調症は、早期にしっかりと治療し、継続的に治療していくことが重要です。正しい病気に関する知識を学び、主治医と相談しながら治療を続けていくことで、社会生活を変わりなく過ごせるようになってきています。

統合失調症の治療

まずは統合失調症の治療の流れを、箇条書きにしてまとめてみます。

  • 統合失調症の治療においては服薬が何より重要です。指示された通りにしっかりと薬を飲みましょう。
  • 薬の力を借りれば上手く付き合っていける可能性がある病気なので、希望を持って治療に取り組みましょう。
  • 薬の効果である程度症状が落ち着いたら、デイケアや作業所などで少しずつリハビリを行うことも大切です。
  • 支える家族も、病気について理解していただくことが必要です。
  • 症状がよくなっても、お薬を継続していくことが重要です。

 

統合失調症は、お薬を使ってしっかりと治療していくことが重要な病気です。お薬に対して抵抗がある方も少なくありませんが、統合失調症は適切なお薬をしっかりと見つけて、継続的な治療を行っていくことが重要です。

 

再発をしてしまうと、本来のレベルまで回復できないこともあります。症状を落ちつかせるだけでなく、再発を防ぐためにもお薬が重要です。

 

統合失調症は脳の機能異常が起こっていることはわかっていますが、残念ながら本質的な原因はわかっていません。ですから、お薬によって乱れた機能を整えることしかできないのです。

 

ですから自分に合ったお薬を主治医と相談しながら見つけて、それをきちんと飲み続けていくことが大切です。とはいっても、お薬だけが治療ではありません。

 

薬をしっかりと飲み、激しい症状が落ち着いてきたら、少しずつリハビリをして社会機能を取り戻していく必要があります。

 

統合失調症は、「付き合っていかなければいけない病気」です。そのため、可能ならばともに過ごす家族の方にも治療に参加してもらい、病気への理解を深めてもらうことも大切な治療の一環になります。

統合失調症のお薬の役割と治療ゴール

統合失調症の治療の目的は、適切な薬のサポートを受けながら、普通に生活できるようになることです。

 

統合失調症の直接原因となっている脳の機能異常についてはわかってきているものの、その部分を根本的に「治す」という方法は今のところ解明されていないため、おこってくる症状を薬で上手くコントロールし、社会生活がスムーズにおくれるようにするということが統合失調症の治療目的です。

 

病状が改善してきたからといっても、それは薬の力によるものです。そこで薬の服用を中断してしまうと、根本のところが治っていないので再発のリスクが高まります。統合失調症の治療の途中で服薬を止めてしまった場合、それから1年以内に再発する確率は約70%と言われています。

 

一方、薬物療法を続けている人の再発率は約30%で、さらに心理社会的なアプローチを大事にすることで、さらに再発のリスクを減らすことができます。

 

統合失調症は、再発をくり返すたびに脳のダメージがすすみ治療が困難になっていく傾向があるため、患者さんの生活の質を守るためには再発の防止が大変重要となります。

 

統合失調症の治療を行うことで、スッキリと症状がとりきれる方もいらっしゃいます。ですがお薬を十分に使っても症状が残ってしまい、幻聴と付き合いながら生活をしている人もいます。

 

幻聴や妄想は、本人の支えになっていることもあります。急性期では自分を批判する幻聴や被害妄想などが多いですが、慢性期になると幻聴が支えになっていたり、話し相手になっていたり、妄想も誇大的になっていたりします。

 

お薬だけでよくならない場合は、幻聴や妄想に頼らざるを得ない困難や孤独が隠れていることがあります。無理にお薬を増やすことをせず、害を与えるような行動化がないならばお薬も増量せずに、共感をしながら少しずつ理解を進めていくこともあります。

統合失調症で使われるお薬とは?

統合失調症では、脳の機能異常によっておこる中核の陽性症状・陰性症状と、それにともなって2次的におこる周辺症状があります。

 

このうち、本当に薬で抑えるべきは中核の症状で、そこには基本的に抗精神病薬を使っていきます。周辺症状には補助薬で対処し、中核症状が落ち着いてきたらそちらの方は減らしていくようにします。

 

主剤になる抗精神病薬は、できる限り単剤での使用が望ましいです。複数の抗精神病薬を併用すると、どの薬がどの症状に効いているのか、副作用がどの薬によっておこっているかの見極めが難しくなってしまうため、できるだけ単剤での使用が望ましいとされています。

 

ただ、単剤では十分な治療効果を得るのが難しかったり、その特徴を知って上手く併用することでより良い症状の改善が見込めたりというケースも多いので、その場合には、薬剤の作用の仕方を考慮し、良い相乗作用をし合えるような組み合わせで薬を併用することもあります。

非定型抗精神病薬

  • リスパダール(一般名:リスペリドン)
  • インヴェガ(一般名:パリペリドン)
  • ロナセン(一般名:ブロナンセリン)
  • ルーラン(一般名:ペロスピロン)
  • エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)
  • ジプレキサ(一般名:オランザピン)
  • セロクエル(一般名:クエチアピン)
  • シクレスト(一般名:アセナピン)

 

統合失調症の治療薬として、まずは非定型抗精神病薬から使っていくことが一般的です。

 

陽性症状だけでなく、陰性症状にも効果が期待できるお薬になります。

 

詳しくは、抗精神病薬についてをお読みください。

定型抗精神病薬

  • セレネース(一般名:ハロペリドール)
  • コントミン(一般名:クロルプロマジン)
  • レボトミン/ヒルナミン(一般名:レボメプロマジン)

 

非定型抗精神病薬の効果が不十分であるときは、古くからある定型抗精神病薬が使われることがあります。

 

幻覚・妄想に対しては、今でもセレネースに頼らざるを得ないことが少なくありません。さらにはセレネースは唯一の点滴ができる抗精神病薬であり、量を使っても安全性が高いことがわかっています。

 

また鎮静作用を期待して、コントミンやレボトミンが使われることもあります。

 

詳しくは、抗精神病薬についてをお読みください。

注射剤

統合失調症の治療薬として、飲み薬ではなくて注射が使われることもあります。

 

注射が使われるのは、大きく分けて2つのケースがあります。

  • 即効性を期待するケース
  • 持続的な効果を期待するケース

 

即効性を期待する場合は、筋肉注射をすることが多いです。

  • セレネース
  • レボトミン
  • ジプレキサ

などが使われます。セレネースは点滴も可能ですが、基本的には入院治療で使われます。

 

持続的な効果を期待する場合は、毎日の飲み薬の代わりとして使われます。LAI(long-acting injection)とよばれています。

 

定型抗精神病薬としては、2つのお薬が発売されています。

 

  • ハロマンス/ネオペリドール(セレネースのLAI)
  • フルデカシン(フルメジンのLAI)

非定型抗精神病薬としては、3つのお薬が発売されています。

  • リスパダールコンスタ(リスパダールのLAI)
  • ゼプリオン(インヴェガのLAI)
  • エビリファイ持続性水懸筋注用(エビリファイのLAI)

 

 

これらのお薬は、2週間~4週間に1回、筋肉注射をすることで、お薬の効果が持続してくれます。このため、

  • 飲み忘れがなくなる(再発や悪化のリスクが減る)
  • わずらわしさがなくなる
  • 副作用が軽減する(血中濃度が安定するため)

こういったメリットがあります。

その他のお薬

統合失調症では、不安や不眠などの様々な症状が認められます。その症状に応じたお薬を使っていきます。

 

急性期には過敏になっていたり興奮していたりすることが多いので、抗精神病薬だけでは気持ちを落ちつけられない場合は、鎮静作用のあるお薬をつかいます。

 

  • デパケン:(一般名:バルプロ酸)
  • ワイパックス:(一般名:ロラゼパム)

といったお薬が併用されることが多いです。

お薬の減薬や断薬について

統合失調症の治療で飲み続けるお薬は、主にドパミンを調整する抗精神病薬です。

 

急性期にはしっかりした量を使う必要があり、気分安定薬や抗不安薬を一時的に重ねないといけないこともありますが、状態が落ち着いてくればお薬をシンプルにして、維持量を続けていくことが基本です。

 

ですが使うべきときには確実に効果を得られる量を使い、早いうちに症状を抑えることも大切です。結果的にそれが病気の悪化を防ぎ、長い目で見た時の体の負担を減らすことにもつながります。

 

副作用のチェックも定期的に行い、必要以上に薬の量が増えないように配慮していきますので、むやみに薬の量が増えてしまうということはありません。何か不安があるときには医師に相談してください。

 

症状が落ち着いて安定すれば、抗精神病薬の減量や補助薬の中止は可能ですが、ただ、その場合も焦ってしまうとかえって症状の悪化や再発を招くことがあるので、医師と十分に相談の上、慎重に減量していくことが大切です。

 

統合失調症では、減薬はしても断薬は行うべきではありません。最低限のお薬を服用していくことは、再発予防にとても重要です。

 

統合失調症は、再発をくり返す度に悪化していくと言われる病気です。適切な薬を使いながら心理療法や生活訓練なども併用し、できるだけ安定した状態を維持しながら生活を続けていくことが大切な病気になります。

統合失調症の治療はお薬だけではない

統合失調症では薬物療法が不可欠ですが、それ以外の生活訓練や心理療法も大切な治療要素として欠かせません。

 

薬物療法に何らかの心理社会的治療を併用すると、確実に再発率が下がることがわかっています。

 

いくら薬物での効果があったとしても、生活環境や人間関係に無理があると再び強いストレスが蓄積され、薬の力だけでは対処が難しくなっていきます。また引きこもりがちだった患者さんには、薬だけの効果では陰性症状が改善されず、苦手なことを少しずつ克服する訓練が病気の回復のためには必要です。

 

具体的には、社会技能訓練(SST)や作業療法を通し、対人関係や生活リズムの向上をはかり、自分の状態と上手く付き合いながらストレスに対処していく生活の術を身に着けていくことになります。

 

さらに状態が落ち着けば、作業所などで軽作業の仕事に従事し、社会性や認知機能を向上させながら生活や精神状態を安定させていき、段階的な社会復帰のステップを踏んでいきます。

 

この際には「焦らない」ことが大切で、無理のない範囲で少しずつ進みましょう。家族の方の協力と温かい見守りも、病状の安定に影響してきます。

統合失調症の家族の心構え

統合失調症の患者さんは、自分が病気であるという病識すらなくなってしまうこともあります。調子の悪さに気づいていても、なかなか認めたがらないこともあります。

 

どのようにして医療機関に受診させればよいのか、困ってしまう家族から相談を受けることもあります。

 

そんな時に無理に病院に連れて行こうとすると家族や医療機関に対して不信感を抱いてしまい、治療から遠ざかってしまうこともあります。かといって本人の意思を尊重しすぎると、病状が進んでしまいます。

 

クリニックに連れて行く場合には、必ず本人が同意していただいたほうが良いです。そうでなければお薬の服用も続かず、治療もしっかりと行えないことが多いです。

 

ですから、

  • 悩みを共感する姿勢で話をする
  • 症状(不眠など)を専門家に相談してみようと伝える

このようにして受診をすすめてください。妄想がみられる場合は本人にとっては真実なので、けっして否定しないようにしましょう。肯定もせず、受け流すようにしてください。

 

それでも頑固に受診を拒否される場合は、家族の方が相談にきていただくこともできます。その場合は、クリニックではなく病院がよいでしょう。病院であれば、場合によっては強制的な治療を行うことができるためです。

 

もしも患者さん本人や周囲に危害が及ぶときは、警察に相談してください。警察が自傷他害の恐れがあると判断した場合は、入院での強制治療が必要かどうか、当番の病院で判断することになります。

 

統合失調症という病気は、しっかりと治療すれば症状は落ちついていきます。そのためには継続的なお薬の治療が必要になることを、家族の方も理解してください。

統合失調症は継続的な治療が重要

統合失調症は、継続的な治療が非常に重要です。そしてお薬による治療も不可欠です。

 

このことを繰り返しているのは、インターネットに飛び交っている不正確な情報や、根拠なく流布している医師すらいるからです。「お薬はよくないもの」と思い込んでお薬をやめてしまい、悪化して再入院された患者さんもいらっしゃいました。

 

統合失調症はお薬による継続的な治療が重要な病気ですが、しっかりと治療を続けていれば、変わらない生活も送れるようになってきています。

 

そして統合失調症は、適切な医療機関での治療を受けていただく必要があります。症状が長期間安定している方は、クリニックなどでの治療でも問題はありません。

 

しかしながら以下のような場合は、入院できる病院での治療を行ってください。

  • 病気であるという自覚が薄い場合
  • 入退院を何度も繰り返している場合
  • 過去に激しい症状が認められた場合

 

統合失調症は、適切な治療を適切な医療機関で継続していくことが大切です。当院でも統合失調症の診療を行っていますが、

  • クリニックでの治療が適切と判断した場合
  • 多剤処方ではない場合

のみとさせていただいておりますので、ご了承ください。

診療内容

当院では患者さまをできるだけお待たせしない快適な医療のために、予約システムを導入しています。心療内科は完全予約制です。

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