自動血圧計

自動血圧計

当院の自動血圧計

当院では、自動血圧計が内科待合室と心療内科待合室の間に置いてあります。

測定は自由にできますし、結果もその場ですぐにプリントアウトされます。どなたでも測定できますので、ぜひ一度測定してみてください。

血圧を測定してみて結果に不安がございましたら、受診の際に遠慮なく医師にご相談ください。

自動血圧計の測定方法

測定方法はいたって簡単です。椅子に腰かけていただき、リラックスしてください。足などは組まないでください。

測定するポイントが心臓の高さになる必要がありますが、当院の自動血圧計では、椅子に合わせて適切な位置に調節してあります。

そして腕を筒に入れてください。その際に、厚手の上着を着用されている方は脱いでください。ワイシャツ程度でしたら、そのままでも大丈夫です。

用意ができましたら、青の測定開始ボタンを押してください。途中で気分が悪くなってしまったら、同じ青の停止ボタンを押すか、赤の緊急停止ボタンを押してください。

血圧を測定する目的

血圧は非常に重要な項目です。血圧では、心臓から血管に流れる圧を測定しています。もし血圧が高いと血管に負担がかかってしまいます。そして血管は、全ての臓器に栄養や酸素を送るためつながっています。

つまり血圧が高い状態が続くと、血管だけではなく全ての臓器に障害が加わります。特に影響を受けやすいのが、

  • 心臓(心不全、心筋梗塞、狭心症)
  • 腎臓(高血圧性腎不全)
  • 脳(脳出血)

です。そのため高血圧かどうか調べることは、病気の発症予防のために大切な検査になります。

しかしながら血圧は、病院で測定すると高くなってしまう方もいらっしゃいます。こういった現象を、白衣高血圧といったりします。

ですから高血圧と感じた方は、日常生活の中で血圧を測定すること(家庭血圧)をおすすめします。受診される前に家庭血圧を測定いただければ、治療をワンステップ早く行うことができます。

とはいっても、血圧があまりに高い場合は、その日から降圧薬などのお薬を処方することもあります。血圧が高くてご心配な方は、気軽にご相談ください。

一方で、「血圧が低ければ低いほどよい」というわけではありません。血圧が低いということは、

  • 血管内の血液量が少ない(脱水、出血)
  • 心臓の機能が低下している(心原性)
  • 血管が拡張している(神経性、感染性)

などが考えられます。血圧は高すぎても、低すぎてもいけません。血圧が低い場合は、治療よりもまず原因を考える必要があります。

このように血圧は、病気を見つけるひとつのきっかけになります。待ち時間の際に気軽に測定していただき、気がかりなことがございましたら医師にお伝えください。

また症状によっては、当院から血圧の測定をお願いする場合があります。

  • 血圧が高い突然の頭痛→脳出血疑い
  • 発熱で食事摂取ができず血圧が低い場合→脱水およびショックの疑い

など、重度な状態かどうかを確認する指標になります。