メンタルヘルス外来心療内科

メンタルヘルス外来とは?

当院のメンタルヘルス外来では、皆さまのこころの健康づくりのお手伝いをしています。

病院やクリニックというと、本当にひどくなってしまったら受診するところというイメージかもしれません。ですが心の病気は、早いうちに対応するほうが解決しやすいことが多いです。

当院では、心の健康に不安を感じた方に早くご相談いただけたらという思いから、メンタルヘルス外来を行っています。メンタルヘルス外来は、こころの外来(心療内科・精神科)で行っています。

患者さんの状態によって、

  • お薬を使った治療
  • カウンセリング中心の治療
  • 初診時のご相談で様子をみる

を提案させていただきます。お薬を必ず服用しなければならないということはありません。ですがお薬を使ったほうが治療的である場合は、提案させていただきます。

お薬を使った治療の場合は医師の診察を、カウンセリング中心の治療の場合は生活カウンセリングをご案内させていただきます。

メンタルヘルス外来にご相談いただくケース

メンタルヘルス外来では、大きく3つのケースでご相談をいただきます。

  • 患者さんからご予約いただいてのご相談
  • 株式会社こころみらい顧問契約企業様の従業員の方の面談
  • ストレスチェック制度に基づく高ストレス者面談

患者さんからご予約いただいてのご相談には、様々な悩みがあります。

  • 仕事のストレスが解消できない
  • 大切なペットを失ってしまった
  • 友達や恋人との人間関係で悩んでいる
  • 家族関係で悩んでいる
  • 同僚や上司との関係で悩んでいる
  • 退職した後の人生で悩んでいる

こういった悩みには、正解がありません。その答えは人それぞれで、異なります。心身に症状が出ている場合はお薬も提案していきますが、現実的な解決のお手伝いが中心になることが多いです。

医師の診察では時間に制約が出てしまうので、お時間を確保して整理していきたい方は、カウンセリングをご案内させていただきます。

また当院では、職域でのサービスは株式会社こころみらいと提携しています。顧問契約企業様の様々な面談対応や、ストレスチェック制度での高ストレス者面談などを行っています。

こちらに関しては、事前に企業担当者様からご連絡いただいた場合のみ対応させていただいています。

ストレスモデルからメンタルヘルスを分析する

メンタルヘルスを考えるにあたって、ストレスモデルから考えていくことで分析がしやすくなります。

代表的なストレスモデルとして、NIOSH(米国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルが知られています。それを少しわかりやすく変えてみると、以下のような図になります。

NIOSHのストレスモデルについて、わかりやすく改変しました。

年齢や性別、性格といった個人要因があり、それに職場やプライベートでのストレスがストレス増加要因になります。それに対して自身のストレスコーピングや周囲のサポートなどが、ストレス軽減要因となります。

これらが作用しあった結果として、ストレスの反応が心身に表れます。そしてひどくなると、メンタル不調や体調不良につながってしまいます。

これを以下のようにイメージしてみましょう。

NIOSHのストレスモデルを、バケツ理論を組み合わせて説明します。

このように考えたときに、バケツから水があふれてしまったら不調が発生すると考えることができます。バケツから水をあふれないようにするには、

  • バケツを大きくする
  • 水の量を減らす
  • 穴を大きくする

の3つがあります。

バケツを大きくすることは、時間をかけて取り組む必要があります。水の量を減らすことや穴を大きくすることを、患者さんの状態や置かれている状況について考えていく必要があります。

そしてもう一つ大事なことがあります。ストレスを増加させる要因よりも、マイナスさせる要因にアプローチすることの方が3倍効果的といわれています。そういった視点で環境調整や治療を考えていきます。

当院のメンタルヘルス外来の特徴

当院のメンタルヘルス外来では、

  • 複数の医師で土日・夜も診療
  • 職場の実情を理解した医師・カウンセラーが対応
  • 株式会社こころみらいとの連携

以上のような特徴があります。

どの医師も「患者さんの目線にたった提案」を心がけています。

※当院の心療内科外来の特徴につきましては、「こころの外来の特徴と流れ」をお読みください。

職場の実情の理解が大切

当院のメンタルヘルス外来の特徴として、職場の実情を理解したスタッフが多いという点があります。

メンタルヘルスが脅かされている要因に職場がある場合、職場での環境調整をお願いすることもあります。ときには休職して、治療に専念しなくてはいけないこともあります。

そういった場合に、医療機関側が職場の実情に対して理解しているかどうかは大きな違いを生みます。労使でトラブルになることは双方に好ましいことではなく、現実的な落としどころを提案できます。

たとえば、

  • 会社の安全配慮義務と労働契約のバランス
  • 労働者の権利と労働契約のバランス
  • 労働契約を踏まえての環境調整
  • 休職の際の経済的な制度(傷病手当金や雇用保険)
  • 休職・復職の手続きと流れ

こういったことに対しては、職場のメンタルヘルスに従事した経験の有無が大きな違いを生みます。

当院の医師の中には、産業医経験の豊富なメンバーがおります。そしてカウンセラーも、産業カウンセラーおよび公認心理師の資格をもつスタッフが在籍しています。

産業医グループこころみとの連携

株式会社こころみらいと当院では、定期的に勉強会を開催しています。職員同士が業務交流も行っており、実践の場で学ぶ機会をつくっています。

産業医サービスを提供しているこころみらいでは、精神医療の現場知識を習得することはとても重要です。その一方で、医療機関としても職場での対応を学べる機会はとても大切です。

職域と医療は完全に分離されていて、ときには対立構造になってしまうこともありますが、当院ではお互いの状況を想像できるようにすることで、職域と医療が協力できる形を目指しています。

当院に職域でのサービスについてお問い合わせいただくことも少なくありませんが、株式会社こころみらいにてご提案をさせていただきます。

株式会社こころみらいのご案内

生活カウンセリングのご案内

当院では、産業カウンセラーによる生活カウンセリングをおこなっています。

生活カウンセリングは仕事やプライベートなど、日常生活の中での悩みを解決するお手伝いを行っていきます。「気の利いたアドバイスがもらえる」というよりは、「話を引き出してくれていくうちに話が整理されていく」といったイメージが近いと思います。

必要に応じて、ご本人の状況に適切な制度や施設などのご案内や、そのアドバイスなどもさせていただきます。

30分の時間を確保して行っていくので、現実的な悩みの解決をじっくりと行っていきたい方は、診察と並行して生活カウンセリングをご案内します。

30分で3000円(税別)となりますが、初回はお代をいただかずにご説明させていただきます。まずはご相談いただければと思います。

生活カウンセリングについて