当院では、コロナ後遺症外来を開始いたします。
コロナ渦に入り2年がたち、うつ病だけでなく、コロナ後遺症による合併症で苦しまれている患者さんが増えてきました。
- 「これまで普通にしていたのに、治ってもだるさが取れない」
- 「コロナから復帰したけど、頭にモヤがかかったよう」
といった、「ブレインフォグ」・「慢性疲労症候群」などと言われる症状を訴えられ、「ロングCOVID」症状が認められる方が少なくありません。
この「コロナ後遺症」に対する有効な治療手段は限られており、コロナ感染自体の歴史も浅いため、その知見は乏しいのが現状です。
当院は、「心と体をトータルで支える」をコンセプトに診療しており、またコロナ後遺症の治療選択肢として期待されているrTMS療法の専門クリニックである東京横浜TMSクリニックを、武蔵小杉と田町三田にて運営しています。
2022年4月より、当法人でもグループ7院で連携してコロナ後遺症外来を開始し、少しでも苦しんでいる患者様のお力になれたらと考えています。
コロナ後遺症外来の流れ
コロナ後遺症は、体の症状と心の症状の両方で悩まれている方が多いかと思います。
コロナ後遺症は両面から診ていく必要があるため、心療内科の枠組みを基本とさせていただいております。これによって初診は30分程度、再診は5~10分程度の時間を確保して診療が可能になります。
- 体の症状が強い方は内科(予約優先制)
- こころの症状が強い方は心療内科(完全予約制)
の受診が可能ですが、最終的にコロナ後遺症としての診断については心療内科で行わせていただきます。(内科側では診断書などは承っておりません)
コロナ後遺症としての診断治療につきましては、永野医師が中心となって行っています。
- 田町三田こころみクリニック:日曜
- 元住吉こころみクリニック:月曜・火曜・木曜
となっております。田町三田こころみクリニックは開院したばかりになりますので、特に初診予約が取りやすくなっています。
必要に応じて東京横浜TMSクリニックにて、rTMS療法(自由診療)を行っていきます。
コロナ後遺症外来については、『コロナ後遺症外来について』をお読みください。
当法人のコロナ後遺症外来の特徴
コロナ後遺症外来としての特徴としては、
- 欧米水準のTMS治療を受けることができる
ことが最大の特徴です。
TMS治療は、2019年6月に日本で認可された治療法ですが、欧米では2008年より認可され、10年の歴史の違いがあります。
当法人の東京横浜TMSクリニックは、TMS専門クリニックとして欧米水準の診療レベルがあり、このたび3法人共同でのプロジェクトもたちあげています。
「コロナ後遺症のメンタルヘルスに資するTMS療法探究プロジェクト」
こちらは、当法人の顧問であり日本のTMS治療第一人者である野田賀大先生(慶應大学医学部精神神経科・特任准教授)の指導の下、
- 東京横浜TMSクリニック(当法人)
- 新宿・代々木こころのラボクリニック
- ヒラハタクリニック
の3法人での共同プロジェクトになります。
医療は本来は科学的根拠に基づいて行っていくべきですが、コロナ後遺症で苦しまれている患者さんは今まさにいらっしゃいます。
その中でも当院は、できるかぎり科学的根拠に基づいた心身の医療を行っていきたいと考えています。
お困りの患者様は、どうぞご相談ください。