おすすめ検査パターン
当院では、なるべくシンプルに診療を行っております。
少しでもリーズナブルに原因を特定できるように、情勢にあわせて適宜ご提案を変えています。
どの検査組み合わせが最適化は、その時の流行状況で異なります。
現在の推奨検査(2025年3月時点)
基本
- コロナPCR
濃厚接触あり
- 原因の抗原検査(インフル・溶連菌)
コロナもできれば実施
のどが痛くて咳がない(白苔あり)
- 溶連菌検査→コロナPCR
※「コロナ抗原→PCR」とは、抗原検査で陰性だった場合にPCR検査も行っていく検査方法になります。
検査料金の目安
3割負担の場合
- コロナ抗原のみ:1,330円(当日結果)
- コロナ抗原+PCR:3,880円
- コロナPCRのみ:2,550円(翌日結果・日祝のみ当日結果)
- インフル抗原のみ:840円
- インフル抗原+コロナ抗原同時:1,690円
- 溶連菌抗原:800円
抗原検査は、判断料144点(約430円)は何種類でも共通のため、他の検査と組み合わせればリーズナブルです。
現在の検査方法を推奨する根拠
現在の感染状況としては、以下のようになっています。
- コロナ:水面下で続いている
- インフル:落ち着いている
- 溶連菌:落ち着いている
現在の流行状況(2024年4月末)
コロナ
まずコロナに関しては、抗原検査でも陰性の方が多くなっています。
ですが仮に陰性だとしても、PCR検査をすれば陽性となるケースは一定数あります。
流行していない時期は、感度が低い検査では偽陰性が多くなってしまいます。
抗原の方がリーズナブルですが、PCRから初めたほうが良いかと思います。
インフルエンザ
インフルエンザについては通常は季節性がありますので、流行時期でなければ検査は基本的に不要です。
周囲にインフルエンザ感染者がいたり、小さなお子さんがいるご家庭では検討ください。
コロナ抗原検査と同時に実施できるので、その点ではリーズナブルになります。
溶連菌
溶連菌は、以下に2つ以上該当する場合は、検査を行った方が良いです。
- 38℃以上の熱がある
- 咳がない
- 喉の奥にある扁桃腺に白い付着物(白苔)がある
- 首の前側のリンパ節が腫れており、押すと痛みがある
溶連菌検査の推奨基準
それ以外の場合は、まずはコロナ検査のみで良いと考えています。
以上のことから、上記のような検査メニューを推奨しています。