【PCR検査はすべき?】コロナ・インフル・溶連菌検査について

おすすめ検査パターン

当院では、なるべくシンプルに診療を行っております。

少しでもリーズナブルに原因を特定できるように、情勢にあわせて適宜ご提案を変えています。

どの検査組み合わせが最適化は、その時の流行状況で異なります。

現在の推奨検査(2024年5月時点)

基本
  • コロナ抗原→コロナPCR
濃厚接触あり
  • 原因の抗原検査(インフル・溶連菌)
    コロナもできれば実施
のどが痛くて咳がない(白苔あり)
  • 溶連菌検査+コロナ抗原→コロナPCR

「コロナ抗原→PCR」とは、抗原検査で陰性だった場合にPCR検査も行っていく検査方法になります。

検査料金の目安

3割負担の場合
  • コロナ抗原のみ:1,330円(当日結果)
  • コロナ抗原+PCR:3,880円
  • コロナPCRのみ:2,550円(翌日結果・日祝のみ当日結果)
  • インフル抗原のみ:840円
  • インフル抗原+コロナ抗原同時:1,690円
  • 溶連菌抗原:800円
  • 抗原検査は、判断料144点(約430円)は何種類でも共通のため、他の検査と組み合わせればリーズナブルです。

現在の検査方法を推奨する根拠

現在の感染状況としては、以下のようになっています。

    現在の流行状況(2024年4月末)
  • コロナ:落ち着いている
  • インフル:落ち着いている
  • 溶連菌:落ち着いている
コロナ

まずコロナに関しては、抗原検査でも陰性の方が多くなっています。

ですが仮に陰性だとしても、PCR検査をすれば陽性となるケースは一定数あります。

どうしても流行していない時期は、感度が低い検査では偽陰性が多くなってしまいます。
抗原の方がリーズナブルですが、PCRから初めてもよいかもしれません。

インフルエンザ

インフルエンザについては通常は季節性がありますので、流行時期でなければ検査は基本的に不要です。

周囲にインフルエンザ感染者がいたり、小さなお子さんがいるご家庭では検討ください。

コロナ抗原検査と同時に実施できるので、その点ではリーズナブルになります。

溶連菌

溶連菌は、以下に2つ以上該当する場合は、検査を行った方が良いです。

    溶連菌検査の推奨基準
  • 38℃以上の熱がある
  • 咳がない
  • 喉の奥にある扁桃腺に白い付着物(白苔)がある
  • 首の前側のリンパ節が腫れており、押すと痛みがある

それ以外の場合は、まずはコロナ検査のみで良いと考えています。

以上のことから、上記のような検査メニューを推奨しています。