腹部エコー

腹部エコー

腹部エコー検査とは?

※現在当院では、循環器内科医によるエコー検査を木PM、土(第2AM・第4AM)に実施しています。
 2024年8月3日より、熟練した検査技師によるエコー検査(全身対応 ※乳腺は対応不可)を開始します。

超音波検査について、概要を説明した画像です。

腹部エコー検査では、いわゆる超音波を腹部にあてることで、腹部臓器をリアルタイムでみることができます。

腹部は多くの臓器があるので、検査のスキルが必要となります。

腹部でみることができる臓器は、以下のようになります。

腹部エコー検査 イラスト

腹部エコーでみる症状や病気

様々な症状や病気で、腹部エコー検査が役に立ちます。

症状としては、以下があげられます。

  • 肝機能異常
  • 生活習慣病(脂質異常症・糖尿病・高血圧など)
  • 腹部の痛みや違和感(背中や腰痛も含む)
  • 頻尿
  • 尿検査異常(尿潜血・尿タンパク)

病気としては、以下があげられます。

  • 肝臓:脂肪肝・肝臓腫瘍・肝炎・肝硬変など
  • 胆のう:胆石・胆のうポリープ・胆のう腫瘍など
  • 膵臓:膵臓腫瘍・膵炎など
  • 腎臓:腎結石・腎臓腫瘍・腎結石・腎炎など
  • 脾臓:脾腫など
  • 腹部大動脈:動脈瘤など
  • 膀胱:膀胱腫瘍、膀胱炎など
  • 前立腺:前立腺肥大・前立腺腫瘍など

※卵巣や子宮は経膣エコーとなり、当院では実施することができません。

腹部エコーと腎結石の実際の画像です。

脂肪肝と正常肝

本来は肝臓と腎臓は、エコーでみると同じくらいのエコー強度となります。

肝臓と腎臓は、本来は同じくらいのエコー強度です。

中性脂肪が肝臓にたまると、ブライトリバーと呼ばれるように白くなります。

このため腎臓よりも肝臓の方が、エコーでは白く描出されます。この肝・腎の濃淡差を「肝腎コントラスト」とよび、脂肪肝を評価することができます。

脂肪肝では、腹部エコーで肝腎コントラストが認められます。

胆のう癌や胆のうポリープ

腹部エコーの転移性肝癌画像です。 腹部エコーの胆のうポリープの画像です。

当院の腹部エコー検査

当院の腹部エコー検査は、熟練の超音波技師が実施いたします。

  • 土曜日AM

となりますので、担当医にご相談の上、エコー検査予約枠をお取りください。

検査費用は、

  • 腹部エコー:530点(5,300円)

となります。保険適用になりますので、こちらに自己負担割合をかけた金額となります。