頸動脈エコー

頸動脈エコー

頸動脈エコー検査とは?

※現在当院では、循環器内科医によるエコー検査を木PM、土(第2AM・第4AM)に実施しています。
 2024年8月3日より、熟練した検査技師によるエコー検査(全身対応 ※乳腺は対応不可)を開始します。

超音波検査について、概要を説明した画像です。

頸動脈エコー検査では、頸動脈をリアルタイムで観察することで、

  • 動脈硬化の進み具合
  • 頚動脈の狭窄の程度
  • プラークの有無

などがわかります。

頸動脈エコーで見れる範囲をイラストで示します。

頸動脈エコーでみる症状や病気

頸動脈エコーは、動脈硬化リスクがある方に行っていく検査です。

いわゆる生活習慣病では、動脈硬化が進んでしまうと心臓や脳といった重要な血管トラブルにつながるリスクが増していきます。

このため頸動脈エコーでは、

  • 脂質異常症
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳血管障害
  • 肥満

などで行われます。

頸動脈エコーを画像で紹介します。

正常な頸動脈とプラーク

正常な頸動脈は、以下のようにキレイな内腔になります。

正常な頸動脈のエコー画像です。

プラークが認められると、以下のようなエコー画像となります。

頸動脈のプラークのエコー画像を示します。

IMTの肥厚と動脈硬化

IMT(Intima Media Thickness)は、頸動脈の内膜中膜複合体肥厚になりますが、これを見ることで頸動脈の動脈硬化の程度がわかります。

頸動脈は粥状動脈硬化の起こりやすい場所になりますが、この部分での厚みを見ることで動脈硬化の進行具合がわかります。

血管内腔とIMTの画像です。

この円形の部分を拡大すると、以下のようになります。

IMTの肥厚は1.1mm以上で動脈硬化が示唆されます。

この部分は3層の構造になっていて、上の2層がIMTとなります。

IMTが1.1mmを超えると、動脈硬化が示唆されます。

また以下のように、高度狭窄が認められることもあります。

高度狭窄のエコー画像です。

当院の頸動脈エコー検査

当院の頸動脈エコー検査は、熟練の超音波技師が実施いたします。

  • 土曜日AM

となりますので、担当医にご相談の上、エコー検査予約枠をお取りください。

検査費用は、

  • 頸動脈エコー:350点(3,500円)
  • パルスドプラ:150点(1,500円)

となります。

保険適用になりますので、こちらの合計に自己負担割合をかけた金額となります。