血液専門外来(貧血専門外来)

血液専門外来(貧血専門外来)

血液内科・貧血専門外来とは?

  • 健康診断で血液の異常が見られた
  • リンパが腫れている

そんなときは血液内科でご相談いただくと、詳しく調べることができて安心いただけるかもしれません。

血液の病気には、大きく3つの成分が含まれています。

  • 赤血球
  • 白血球(顆粒球やリンパ球)
  • 血小板

これらの異常による病気を扱うのが血液内科になります。貧血のようなありふれた病気から、血液の癌である白血病など、専門性の高い特殊な病気もさまざまあります。

当院では、血液専門医が在籍しています。関東労災病院血液内科や日本医科大学武蔵小杉病院と密接に連携させていただき、同病院の医師も当院にて血液内科外来を担当させていただきます。(※不在となる曜日もありますので、担当医をご確認ください。)

月・水・金午後、土日に診療を行っております。特殊な検査は平日のみ実施となりますので、その場合は平日に診療をお願いしていますが、フォローアップの通院は土曜日の午後も可能になります。

ただし血液内科外来だけではないので、通常の内科疾患での患者様と同じように診察してまいります。隔離室などの準備はできませんこと、ご了承ください。

血液内科の病気とは?

血液内科の病気には、比較的多く認められる病気からマイナーな病気まで様々です。専門性が高い病気も多く、なかなか一般内科では治療が困難な病気も少なくありません。

血液の病気としては、以下の4つがあります。

  • 赤血球の異常
    貧血→鉄欠乏性貧血(IDA)・溶血性貧血・悪性貧血・巨赤芽球性貧血・骨髄異形成症候群(MDS)・再生不良性貧血など
    多血症→真性多血症・二次性多血症・ストレス多血症
  • 血小板の異常
    血小板減少症→特発性血小板減少性紫斑病(ITP)・血栓性血小板減少性紫斑病・アレルギー性紫斑病
    血小板増多症→本態性血小板血症(ET)・反応性血小板増多症
    血小板機能異常など
  • 骨髄細胞の腫瘍
    急性骨髄性白血病・骨髄異形成症候群(MDS)・慢性骨髄性白血病・本態性血小板血症・多血症・原発性骨髄線維症など
  • リンパ球の腫瘍
    急性リンパ性白血病・悪性リンパ腫・成人T細胞白血病・原発性マクログロブリン血症・慢性リンパ性白血病・多発性骨髄腫など

※血液内科の病気について詳しく知りたい方は、『こころみ医学血液(上野御徒町こころみクリニックHP)』をお読みください。

当院で可能な検査と処置

当院では、2台の院内迅速検査によって基本的な血算を測定することが可能です。

  • ヘモグロビンなどの赤血球
  • 白血球
  • 血小板

を院内迅速検査で測定することができます。

これらのデータを継続的にフォローすればよい方につきましては、当日に採血し、その結果を踏まえて診察を行わせていただきます。フォローアップの患者様では、診察前に検査を行い、結果をふまえて診察することもできます。

それ以外の血液検査につきましては、外注させていただいております。遺伝子検査などの特殊な検査につきましては、後日に結果のご説明となります。

検査に関しましては、

  • 骨髄穿刺

は当院では実施ができません。提携の関東労災病院に紹介させていただきます。

処置に関しては、

  • 輸血

は現時点では行うことができません。体制が整いましたら、いずれは実施できるようにしていきたいと考えています。

※瀉血や注射治療は対応可能です。

血液内科・貧血外来を受診される患者様へのお願い

当院では、総合病院からの紹介患者様を中心に、血液内科専門外来を行っています。

もちろん、血液のことで心配されている患者様や他院かかりつけの患者様の診察も受け付けております。しかしながら、あらかじめお願いしておきたいことがございます。

  • クリニックでは実施できない検査や処置があるため、必要な場合は総合病院をご紹介させていただきます。
  • 当院は一般内科の診察と同時に行っていますが、隔離室は備えていません
  • 血液疾患の患者様を特別に優先しての診察は行っていません

この点をご了承いただければと思います。

また、血液検査の異常から血液疾患が見つかることもあります。横浜や川崎で健康診断で検査異常を指摘された方につきましても、気軽にご相談ください。

※当院の内科外来の特徴につきましては、「内科外来の特徴と流れ」をお読みください。