【医師が解説】睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・診断・治療

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何回も無呼吸になってしまう病気です。

無呼吸状態になることで、一時的とはいえ全身が低酸素状態になります。このため睡眠状態を悪化させるだけでなく、体への負担も大きな病気です。

2012年におきた関越自動車道で起きたバス事故は、ご記憶されている方もいることかと思います。バスが高速道路脇の壁に衝突しておきた事故で、乗客7名が亡くなり38名が重軽傷を負いました。この時の運転手が、睡眠時無呼吸症候群による重度な眠気のせいで居眠り運転をしてしまったことから、世間の注目を集めました。

このように絶対寝てはいけない時に眠くなってしまう病気のため、仕事や私生活などに大きく支障を生じてしまいます。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中の呼吸状態を検査することで診断することができます。まずは自宅で簡易検査を行い、明かな結果でなければ本格的な検査を行っていきます。

睡眠時無呼吸症候群と確定したら、CPAPという呼吸器をつけて就寝する治療が一般的です。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群の症状としては、

  • いびき
  • 寝ている時の無呼吸
  • 目が覚める
  • 日中の眠気
  • 常に疲労感やだるさ

などがあります。

一番分かりやすいのが、いびきです。いびきが出るというのは、気道が狭くなっている証拠です。特に10秒ほど息が止まった後に大きないびきをかき始めたら、睡眠時無呼吸症候群が極めて疑わしいです。重度な方は低酸素になるため、体が異常事態と認識して起きてしまう人も多いです。

睡眠中に体が休めないため、日中に激しい眠気が出現します。ちょっと眠いでは済まされないほどの眠気で、仕事や運転に支障をきたします。

睡眠時無呼吸症候群が怖いのは、それだけではありません。

寝ている間に気道が狭くなり低酸素状態になることで、体が酸素不足に陥ります。呼吸で酸素が足りなくなる分、頑張るのが心臓になります。しかし心臓は、24時間365日、もともと動き続ける臓器です。その心臓を夜休ませないで、むしろ激しく働かせることで心臓が疲れてきてしまいます。

そのため睡眠時無呼吸症候群の方は、心不全を併発しやすいと言われています。心不全の方は、

  • 高血圧
  • 浮腫み
  • 息切れ

などの症状を呈しやすいです。

心臓が頑張っても低酸素が続いた場合、

  • 心筋梗塞
  • 不整脈
  • 脳卒中

など致命的な病気が起こるリスクになるのです。

このように睡眠時無呼吸症候群は、ただいびきがうるさいだけの病気ではなく、生活にも支障が大きく、重篤な病気になるリスクが高まる怖い病気なのです。

睡眠時無呼吸症候群の2つのタイプ

この睡眠時無呼吸症候群は、

  1. 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(O-SAS)
  2. 中枢性睡眠時無呼吸症候群(C-SAS)

の2種類があります。

大部分は、①の閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。閉塞性は空気の通り道が狭くなることで、無呼吸になる病気です。空気の通り道の中でも、喉の部分が狭くなることが多いです。

空気の通り道が狭くなりやすい人としては、

  1. 肥満
  2. 扁桃肥大
  3. アルコールを日常的に飲んでる方
  4. 上向きでの睡眠
  5. 下あごが小さい
  6. 高齢
  7. 鼻づまり

の方が起こりやすいと言われています。

特に、肥満の方と扁桃肥大の方は必発です。肥満の方は外見だけでなく、体内にもぜい肉がついてる方が多いです。そのため咽頭部も脂肪で狭くなりやすいです。さらに横になることで重力がかかり狭くなってしまうことで、睡眠時無呼吸症候群が起きやすくなるといわれています。

扁桃腺肥大の方も、物理的に狭くなりやすいため要注意です。特にお子さんは、この扁桃腺肥大による睡眠時無呼吸症候群が起きやすいと言われています。

また痩せてる方でも、アルコールを寝る前に常習的に飲んでる方は、気道の筋力が緩んで狭くなりやすいです。そして高齢の方は手足の筋力が衰えると同様に、気道の筋肉も低下します。

このように、「肥満でなければ大丈夫」と言えないのが睡眠時無呼吸症候群の特徴です。特にアジア人は近年の調査で、肥満でなくても睡眠時無呼吸症候群の人が多いと言われています。欧米人に比べ、下あごが小さい方が多いからともいわれています。

②の中枢性無呼吸症候群は、大部分が何らかの体の病気がある方です。脳幹と呼ばれる中枢が、呼吸に関係する筋肉に対して正しく機能するように信号を出していない状態です。

脳や脊髄の病気、心臓に影響を与える病気、呼吸を抑制するようなお薬の影響などによって引き起こされる睡眠時無呼吸症候群です。

睡眠時無呼吸症候群の検査について

睡眠時無呼吸症候群の検査は、当院では以下のような検査を行っています。

  1. アプノモニター(簡易睡眠時呼吸検知装置)による簡易検査
  2. ウォッチパット ユニファイドによる簡易検査
  3. 在宅での終夜ポリソムノグラフィ―検査(在宅フルPSG検査)
  4. 入院での終夜ポリソムノグラフィー検査(入院フルPSG検査)

※入院ポリソムノグラフィー検査を希望の方は、近隣の医療機関をご紹介させていただきます。

まずは①のアプノモニターによる簡易検査から始めていきます。そこでだいたいの状態が把握できますので、検査結果を踏まえて②のウォッチパットか、在宅か終夜ポリソムノグラフィー検査(フルPSG検査)を実施していきます。

睡眠時無呼吸症候群の治療はCPAPという呼吸器をつけることが中心となりますが、これらの検査で治療適応になるかを判断していきます。

それぞれの睡眠時無呼吸症候群の検査についてご紹介していきます。

簡易睡眠時無呼吸検査-アプノモニター

アプノモニター(簡易睡眠時呼吸検知装置)は自宅でできるため、検査のために仕事を休んだり、日常生活の予定をずらす必要がない検査です。

検査方法としては、寝る前に

  1. SpO2プローブを指に装着する
  2. 鼻にカニューレを装着する

という2つの準備が必要です。

①のSpO2プローブは、体の酸素状態を見る機械です。睡眠時無呼吸症候群の方は、気道が狭くなることで酸素がうまく取り込めず、低酸素状態になります。低酸素状態になったかを、指につけたSpO2プローブで確認します。

②の鼻のカニューレは、呼吸の空気の流れといびき音を確認します。この2つの検査は、取り付けるだけで全く痛みもないですし、簡単にできる検査です。また特別な準備も必要ないため、気軽にできる検査です。

  • 呼吸状態
  • 酸素状態
  • いびきの状態

を調べていくことができます。

検査のイメージとしては、

このように自宅でできる簡易な検査となります。なお簡易アプノモニターは、保険診療にて720点です。3割負担の方は2,160円、1割負担の方は720円で検査できます。

  • 自宅で可能
  • 検査も簡単
  • 高い検査ではない

こういった特徴があり、簡易という言葉通り、手軽にできる検査です。ぜひ身構えずに、少しでも懸念がある方は、一度は検査してみていただければと思います。

簡易睡眠時無呼吸検査-ウォッチパッド

当院では簡易アプノモニター検査で睡眠時無呼吸症候群と診断されたものの、CPAPの導入をするべきかが不明瞭となってしまった方に対して、フィリップス・レスピロニクス社が開発したウォッチパット ユニファイドによる追加検査をお勧めしております。

下の写真が実際の医療機器です。

ウオッチパッド

ウォッチパット ユニファイドは、2014年4月に導入された非常に新しい検査です。簡易型アプノモニター同様に、指に機械を取り付けて測定する器械です。

簡易型アプノモニターでは、いびき音を確認するため鼻にカニューラを取り付けましたが、ウォッチパット ユニファイドはカニューラの代わりに、首にいびき確認センサーを取り付けてもらいます。

つけた場合の参考写真が以下のようになります。

ウォッチパット ユニファイドは指に取り付けた機械で、先ほどのSpO2(体の酸素状態を確認)を測定する検査に加えて、末梢動脈波を精度良く測定する機能が加わっています。

末梢動脈派を細かく見ることで、実際に装着している人が、

  • 覚醒
  • 睡眠状態(軽睡眠・深睡眠・REM睡眠)

の区別することができます。特に実際に起きているかどうか確認することは、非常に大切になります。

従来のアプノモニターは、

  • (低酸素状態になっている低呼吸+10秒以上呼吸が停止した無呼吸)÷測定時間(アプノモニターを装着している時間)=1時間当たりのAHI

を測定するようになっていました。装着している時間にずっと測定しているため、起きてる時間も含めてカウントしてしまうために、本来のAHIよりも低く値が出てしまう傾向にあるのです。

このようにモニター装着時間と実際の睡眠時間が異なると、簡易アプノモニターではAHIが実際よりも低く出てしまいます。その結果、本来は治療すべきなのに治療適応のラインを下回ってしまうこともあります。

この誤差を非常に少なくしたのが、ウォッチパット ユニファイドになります。実際にウォッチパット ユニファイドで検査した場合、後述します入院でのポリソムノグラフィー(PSG)と強い相関があることが示されています。

当院では、AHIで睡眠時無呼吸症候群と診断されたものの、CPAPが導入できない方に対して再度検査することでより、多くの人の治療ができればと考えております。

在宅での終夜ポリソムノグラフィ―検査

入院での終夜ポリソムノグラフィー検査は大変ではありますので、在宅で行う検査機器も発売されています。

しかしながら保健医療では入院を想定した検査ですので、実施が困難となっていました。昨今の新型コロナウイルス流行を受けまして、検査の意義は高いと考え、当院でも再開させていただく方針となりました。

簡易検査と入院検査の中間のような位置づけで、

  • 脳波
  • 呼吸状態
  • 酸素状態
  • いびきの状態
  • 心拍数
  • 筋肉の動き

などを測定できます。

在宅PSG検査と入院PSG検査を比べてみましょう。メリットとしては、以下のような点があげられます。

  • 自宅で実施できる
  • 入院費用がかからない

しかしながらデメリットとして、

  • 睡眠時無呼吸以外の睡眠関連疾患はわからない
  • 訪問して説明してはもらえるが、自分で装着する必要がある

こういった点があります。

入院での終夜ポリソムノグラフィー検査

終夜ポリソムノグラフィー検査は、基本的には医療機関に1泊して行う検査法です。

簡易アプノモニターの検査に加えて、頭や顔、体の必要な部位に電極などを貼りつけ細かく確認します。これによって睡眠中の

  • 脳波
  • 呼吸状態
  • 酸素状態
  • いびきの状態
  • 眼球の動き
  • 筋肉の動き
  • 横隔膜の動き

などを事細かにみることで、睡眠時無呼吸症候群の重症度を細かく検査します。

なお最初に説明した、

  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
  • 中枢性睡眠時無呼吸症候群

の違いも確認することができます。それ以外にも、睡眠時無呼吸症候群以外に睡眠関連の病気がないかもわかります。

ただしこのPSG検査は、

  1. 大きな病院を再度受診する必要がある
  2. 1泊入院する必要がある
  3. 費用がかかる(保険点数3,300点 3割負担の方は9,900円+入院費用および個室代:合計3~5万円が目安)
  4. 実際に検査しても、AHI20未満の場合はCPAPが導入できない

などの欠点もあります。

それぞれの検査の詳細

それぞれの検査の詳細につきましては、

をお読みください。

睡眠時無呼吸症候群の診断と検査

睡眠時無呼吸症候群の検査結果は、無呼吸低呼吸指数(AHI;apnea hypopnea index)をみていきます。

AHIとは、1時間当たりの

  1. 低酸素状態になっている低呼吸
  2. 10秒以上呼吸が停止した無呼吸

の和を算定しています。

昔は呼吸が停止した無呼吸のみを数えていましたが、呼吸が止まってなくても呼吸が小さくなってしまうことで低酸素状態になることが問題であることがわかってきました。ですから現在は、この2つを足すことになっています。

このAHIが、

  • 正常・・・AHI 5未満
  • 軽症・・・AHI 5~15未満
  • 中等症・・・AHI 15~30未満
  • 重症・・・AHI 30以上

と診断されます。つまりAHIが5以上あれば、睡眠時無呼吸症候群と診断できるのです。

後ほど詳しくお伝えしますが、この睡眠時無呼吸症候群の治療としては、

  1. CPAP:経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure)
  2. マウスピース
  3. 外科的治療

があります。当院では、①のCPAPの治療を行っています。

一方でCPAPの導入基準は、

  • 簡易型アプノモニター・・・AHI 40以上
  • ポリソムノグラフィー(PSG)・・・AHI 20以上

と定められています。

そのため簡易型アプノモニターで睡眠時無呼吸症候群と診断されても、明らかに重度でなければCPAPが導入できないことになります。中等症の睡眠時無呼吸症候群の方は、ポリソムノグラフィー(Polysomnography:PSG)検査が推奨されています

睡眠時無呼吸症候群の中等度くらいの方は、症状が軽度で困っていなければ、治療をせずに様子をみてしまう方も少なくありません。しかし症状が軽度でも放っておくと、心臓や脳にダメージが蓄積していく非常に恐ろしい病気です。そのため、できればしっかりとCPAPを導入したほうがよい疾患です。

睡眠時無呼吸症候群の治療について

睡眠時無呼吸症候群は現在3つの治療があります。

  1. CPAP Continuous Positive Airway Pressureの略
  2. マウスピース
  3. 外科的治療

当院はこの中で、CPAPの治療を行っています。

CPAPとは、日本語で経鼻的持続陽圧呼吸療法といいます。どのような治療かというと、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。

睡眠時無呼吸症候群の方は、主に上気道を中心に気道が狭くなっていることで、空気の通りが悪くなることで低酸素になります。そのため、狭くなった部分を広げるために、圧をかけて気道の通り道を確保する治療になります。

以下のような機械を取り付けます。

言葉や写真だけだとイメージが沸きづらいかもしれません。

人によっては、

  • 機械から圧を出し続けられたら苦しいんじゃないか
  • そんな圧をかけたら寝られないよ
  • 機械を取り付けて毎日寝るなんて怖い

といった心配される方もいるかもしれません。初めての治療に関して不安を抱くのは当然だと思います。しかし導入してみると、多くの方が思ってたより全然楽とおっしゃっていただけます。

むしろCPAPは、その日のうちから治療効果が出ます。今まで空気の通り道が狭くなってしまっていたのを、空気の圧ですぐに通りやすくする治療なのです。このため、すぐに低酸素状態が改善されるのです。

そのため人によっては使った次の朝から、

  • スッキリと目が覚めた
  • 日中の眠気が無くなった
  • 頭痛やだるさ等が感じづらくなった

など効果が実感できます。ぜひ睡眠時無呼吸症候群と診断された方でCPAPの適応がある方は、一度は受けてもらいたい治療です。

一方でCPAPは、圧を加え続けることで空気の通り道を確保する治療です。CPAPをしている間は空気の通り道は確保できますが、CPAPをやめれば再び空気の通り道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群の症状が再発します。つまりCPAPは根治治療ではないため、基本的には毎日寝る前に付けなければいけません。

またCPAPを使用してみたら、自分に合わないなと思われる方もいらっしゃいます。

  • マスクの装着感が合わない
  • 圧が強すぎて眠れない

などのことで、治療のせいで眠りを妨げられると感じる方も少なくありません。そうした場合はすぐにご相談してください。マスクや圧力の細かな調整を行っていきます。

CPAPの費用

長期にわたってCPAPを使用し続けるため、CPAPは毎月通院が必要な治療です。

CPAPの費用は健康保険の適応となっており、保険点数で決められています。その費用は以下のようになります

  • 在宅持続陽圧呼吸療法指導料250点+経鼻的持続陽圧呼吸療法治療器加算1,100点+経鼻的持続陽圧呼吸療法材料加算100点=1,450点

そのため3割負担の方は4,350円、1割負担の方は1,450円かかります。(受診料は別途かかります)

当院のCPAP治療について

当院では、

  • 帝人ファーマ(TEIJIN)
  • フクダライフテック
  • フィリップス・レスピロニクス (Philips )
  • チェスト(CHEST)
  • 星医療酸酸器

の5社と提携しています。この中から患者さんごとに、適した検査機器をご紹介していきます。

日本ではこの5社がほとんどかと思いますが、この4社以外の機械を使っている方は、事前に事前にご連絡いただければ対応可能です。

睡眠時無呼吸症候群の検査をお勧めるする方とは?

お伝えしたように睡眠時無呼吸症候群は、放っておくと日常生活に支障をきたすだけではないためです。心臓や脳に酸素が行き渡らくなり、重度な疾患を引き起こすことがあります。

  • いびきを以前から指摘されている
  • 日中眠気が強い
  • 寝ても疲れが取れない感じがある
  • 最近急激に太ってきた

など、何か睡眠時無呼吸症候群を疑うことがあれば気軽に相談してください。不眠で悩んでいた方が、睡眠時無呼吸症候群が原因であったこともあります。

また、睡眠時無呼吸症候群に合併しやすい

  1. 高血圧
  2. 糖尿病
  3. 脂質異常症

などの生活習慣病が診断された方も、睡眠時無呼吸症候群が隠れていないかを調べたほうが良いことが多いです。

上記の生活習慣病がある方は、

  • 過食
  • アルコール多量飲酒
  • 運動不足
  • 肥満

など、睡眠時無呼吸症候群のリスクファクターが隠れていることが多いです。

特に高血圧は、睡眠時無呼吸症候群の結果として高血圧が起こってる可能性もあるため、積極的に検査をお勧めしています。

生活習慣病では、動脈硬化の進行が問題となります。動脈が固くなり狭くなることで、心筋梗塞や脳梗塞などの病気が起こりやすくなります。このような病気を予防するために、頑張って食事を制限したり、運動をしたりといった治療を行います。

一方で生活習慣病の治療だけしても、睡眠時無呼吸症候群が併発していたら動脈硬化は進行してしまいます。

一つの病気が見つかったら、思わぬ病気が他にも隠れていることが多々あります。

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大澤 亮太

執筆者紹介

大澤 亮太

医療法人社団こころみ理事長/株式会社こころみらい代表医師

日本精神神経学会

精神保健指定医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/認知症サポート医/コンサータ登録医/日本精神神経学会rTMS実施者講習会修了

カテゴリー:睡眠時無呼吸症候群(SAS)  投稿日:2019-05-14

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